少し前から、GumroadというECサービスを使って音楽のダウンロード販売をしてみています。今日はそれについて書きます。
委託って結構面倒だよね
僕は同人音楽をやっていて、年4回くらいアルバムを(即売会で)リリースしています。
作品の頒布(販売)も、基本的には会場でのみ行ってきました。
ただ、会場にいらっしゃることのできない方からも作品を購入したいという声はあります。
この声をうけて、以前はとらのあなで現物を委託販売していたのですが、
・手続きが煩雑
・手数料が高い(30%程度)
・予想より売れなかった時の対処が面倒(返本にもお金がかかる)
等であまりよい方法ではないと感じていました。
一般的なDL販売は敷居が高い
そこで委託ではなくDL販売の方法を模索していたわけですが、これが結構難しい。
音楽のDL販売というと、iTunesストアやBeatportでの配信を思い浮かべますが、この手のサービスは作品登録や配信を維持するためにまずお金がかかる仕組みになっています。
したがって、初期コスト分をペイできるほどの収益を見込めないユーザーには、手が出しづらいです。
かといって、メロンブックスやとらのあなでのDL販売では、一定期間売れなかった場合に取り下げられてしまいますし、やはり手数料がかかるためあまりよい方法とは言えません。
自宅鯖にデータを置いて、DL販売させる方法も検討しましたが、銀行振込にしか対応できませんし、払う方も売る方も手続きが煩雑です。
そこでGumroad
そんな中、いろいろ検討していて見つけたのがGumroadというDL販売サービスです。
Gumroadのメリットは
・初期コストがかからず、手数料が比較的少ない(5% + 25セント)のみ
・販売ページがリンクで保持でき、簡潔なためプロモーションがしやすい
等です。まだあまり普及してないように思えるのですが、同人作品のDL販売にはとても親和性が高いと思っています。
例えば、僕がCDを売るばあい、こんな感じになります。
幾つか作品を登録すると、こんなページを作れます。個別にSoundcloudのクロスフェードのリンクを指定しているので、それを利用してプレイヤーを埋め込んでくれます。
購入したい場合は、CDのイラストをマウスホバーするとでてくる購入ボタンを押して、その後クレジットカードの番号を打ち込んで決済します。
提供される販売ページは固定リンクなので、Twitterとかに貼り付ければよいだけで、楽ちんです。
また、個別のページを表示することも出来て、もちろん表示はある程度カスタマイズできます。
Gumroadの欠点
個人でちょっとだけものをDL販売したい場合、Gumroadはピッタリのサービスだと思います。
ただ、まだ使いづらい点はあります。
例えば、
・日本語の翻訳がたまに変
・作品一覧ページから作品個別ページに飛ぶ方法が無い
・デザインを優先しすぎて、ぱっと見購入方法がわかりづらい
・Soundcloudとの連携機能をあまり詳細に設定できない(画像表示ができるようになったのも最近です。以前は波形表示のみでした。)
はやく改善されるとよいなー、という感じです。
おわりに
現在、僕の3作目のCD「Stelo da Fragmento」を無料DL可能にしています。
https://gumroad.com/l/Prhyzmica-03
クレジットカード番号の入力も不要なので、購入手順等をためしたい方はぜひご利用くださいヾ(๑╹◡╹)ノ"
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